体がゆがむと体調が悪くなりますよ、というような話を聞いたことのある人は多いのではないでしょうか。
何となく解る気もするけど、でも、本音を言えば今ひとつピンとこないなぁと思っている方も多いのではないかと思います。
体がゆがむと何が起きるのか、すこしお話ししてみます。
一般的に体のどこかにゆがみのある方は姿勢バランスが崩れている方が多いです。
姿勢を正してもらっても、左右だったり上下だったり場所によってさまざまではありますが、違ってるんですね。
たとえば、まっすぐに立ってもらっているのに右肩が下がっている人。
本人は普段からその状態なので違和感はないのですが、体は無意識のうちに左右のバランスをとろうとしますので首を左に傾けていたり、左の肩を下げようとします。すると左右どちらかの筋肉にずっと力が入った状態になり、知らず知らずのうちに肩がこったり背中が痛くなってきたりという症状が出てきます。
この場合、こったところをほぐせばそのときは楽になりますが、しばらくするとまた肩こりになりますね。
どちらかの肩が下がっているという場合、骨盤がゆがんでいることも多いです。
骨盤がゆがむというのは、腰の骨のどちらかがずれてしまっていて、それが原因で片方の足が短くなっている状態です。(厳密にはそれだけではないのですが)
先ほどの例で右肩が下がるから右足が短いのかというと、逆のケースもあったり、なかには足の長さの違う原因が頸椎、つまり首のゆがみなんてこともあります。(意外に多くて、脚長が違う方の20%くらいあります)
そして、このまま放置されていると脊柱が湾曲してきたり腰に負担がかかったりして胃の調子が悪くなってきたり腰痛がひどくなってきたりなど、さまざまな症状が出てくるようになっていきます。
脊柱にはさまざまな筋肉がついているのでその部分のこりや痛みが出てくるのはもちろんなのですが、全身に張り巡らされている神経の束が脊柱の間から出て行っているので、これが圧迫されたりすると全く違った場所に症状が出ることがあります。
たとえばヘルニアや坐骨神経痛で足がしびれたり痛かったりというのは、腰部の神経が圧迫されて足に症状が出る、典型的な例ですね。
このように、ある日あるとき骨に小さなずれがおきた…のをきっかけに、思わぬ不調に悩まされるようになることがあります。
なので皆さん、たまに整体院で体のゆがみがないか、チェックしてみてくださいね。
え~っっ、やっぱり落ちはそこですか…… っって言われそう (^_^ゞ
でも今後、ゆがまないようにするにはどうすればよいか、とか、ちょっとしたエクササイズなど、いろいろ書いていきますので、これからもおつきあいくださいね。
ではみなさん、まずは普段の生活で姿勢に注意し正しい姿勢を心がけてみてくさい(*^^)v
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